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2017-12-14

カブドットコム証券のフリーETFによる売買手数料無料でスイングトレードするのに適した銘柄

こんにちは、ストーンヘッド鈴木(@StoneHeadSuzuki)です。

スイングトレードではデイトレードのようにド短期での売買による利益の積み重ねや資金効率(資金の回転)のスピードは落ちるものの、銘柄の選定さえきちんと出来れいれば比較的落ち着いたトレードが出来るのではと思います。


本日採り上げたいのは、森高千里さんのCMでお馴染みで、個人的には思わず癒されてしまい半分投資どころではないのですが、カブコムことカブドットコム証券による「フリーETF」を用いたスイングトレードに適した銘柄について述べたいと思います。

これから採り上げる銘柄は概ね1週間から1ヶ月のスパンでの売買を想定していますが、場合によってはデイトレも可能ですし、スイングトレードがうまく行かなかったとしても、ナンピンによる買い増しで口数(株でいう株数)を増やす事により平均取得単価を下げ、将来的に株価が上昇した際の利益を増やす事につなげることも出来ますし、いっそのこと積立投資に切り替えても同様に利益を出しやすい銘柄でもあります。

ただし、念のため述べますが、投資の世界には絶対という事はありません。
また、チャートは全ての事象を織り込み済みとしても、未来(将来)の予測は非常に難しい事も重ねて付け加えておきます。

では、なぜ私ストーンヘッドがカブコムの「フリーETF」を採り上げるのかといいますと、「フリーETF」に指定されている銘柄全16本は売買手数料が無料なのです。実にありがてぇ事この上ありません。

スイングトレードは一般的にデイトレよりも回転数(売買の回数)は減りますが、手数料は利益を減らす事へとつながります。

また、2017年はSBI証券や楽天証券も1日の売買代金の合計金額が10万円までは売買手数料が無料など、今までの松井証券の牙城を崩すなど、手数料を巡る戦国時代あるいは仁義なき戦いと言っても過言ではありません。

→関連記事:【下克上】国内証券会社では10万円までの現物株の手数料無料が基準となる?【戦国時代】
しかしカブコムの提供している「フリーETF」では1日の売買代金の金額にかかわらず、いくら売買をしようが、売買手数料は無料なので、スイングトレードがうまくいけば、着実に利益を積み重ねる事につながります。

そして極端な言い方かもしれませんが、損をせずに利益を積み重ねる事を繰り返す事が出来れば、理屈の上ではお金は増えていく事となり、アメリカのオマハの賢人こと著名投資家のウォーレン・バフェット氏は「ルール1:損をしないこと」「ルール2:ルール1を繰り返す事」とも述べています。
では、具体的にはどのような銘柄が好ましいと考えられるのかといいますと、下記の様に主に大きく2つに分けられ、これは投資信託などを用いた長期の積立投資でも利益を出しやすいとも考えられます。


1、右肩上がりの銘柄
ダウ平均株価とならび、米国の主要インデックス(株価指数)のひとつであるS&P500があり、これをベンチマークとする米国株ETF(上場投資信託/上場投信)のひとつとしてSPYがあり、リーマンショックなど幾度かの暴落や下落はあれど、長期のスパンでは強いアメリカ経済を表しているかの如く、ドル建てで右肩上がりなチャートとなっています。

上述のウォーレン・バフェット氏も奥さんにS&P500を連動対象とするETFを勧めています。




東証にはSPYの円建てである1557 SPDR S&P500 ETFが上場をしており、カブコムの「フリーETF」の対象銘柄となっています。

1557は円建てなので、ドル転や円転の必要も無く、日本円のまま実質的に米国株ETFの売買が出来ます。
また気になるのは円高の際の為替の影響ですが、1557の長期スパンのチャートを見ても、為替による円高の影響よりもS&P500指数の成長性(値上がり益)の方が強いと考えられます。




結果論となりますが、アベノミクスによる円安効果もあってか、2013年1月頃と比べると2017年12月14日現在でおよそ3倍の株価(3バガー)となっています。




売買の期間としては1週間から1ヶ月では概ね決まった範囲を上下するボックス相場も時にあります。




1ヶ月から3ヶ月のスパンでは概ね右肩上がりのチャートとなりやすいと考えられるのが1557の特徴で、極端な話アメリカ経済の成長性により、いつ買っても儲けやすい(譲渡益を出しやすい)ともいえます。




もちろん1557に限らず、今後も過去と同じようなチャートを描き続けるという保障はどこにもなく、リーマンショックのような大暴落や年に数度の「調整」ともいえる下落もありえるので特に最近投資を始めた方は、念の為その辺りの心構えも必要です。

なお、1550 MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ) ETFも「フリーETF」に指定されていますが、1557≒S&P500が米国株式でほとんどを占めるのに対し、1550の連動対象であるMSCI-KOKUSAIインデックスは、約65%が米国株となっています。

よって1550は1557≒S&P500との相関性は高いものの、日本を除くドイツや英国など先進国株への分散もされている事から1557≒S&P500よりもややマイルドな値上がり益となりやすいと考えられます。




一方で同日に同一銘柄で同一資金での売買を繰り返すと差金決済となる恐れがありますが、違う銘柄ならば差金決済にあたらないので、例えば1557を売って利益確定(利確)し、回収した資金で同日に1550を買うというのも手法のひとつです。




2、ボックス圏内の銘柄
次に概ね決まった株価内を上下するボックス相場で利益を出しやすい銘柄として
・1346 MAXIS 日経225上場投信
・1348 MAXIS トピックス上場投信
・1593 MAXIS JPX日経インデックス400上場投信
があります。

これら3本の銘柄はいずれも相関性が高いので、どれでも比較的結果は近くなりやすい傾向が高いです。




これらの銘柄にいえる事は日銀による買い入れ、言い換えると下落時の買い支えも考えられるという事です。
(米国市場でも公的資金によるPKOという買い入れがあるようです)

参考:シンプレクス:日銀ETF買い入れの基本

一方でまだ投資可能資金が比較的少ない場合は、今後の買い増しの為の資金の確保など資金効率を考えると、1593の2017年12月14日終値時点の株価が16,380円であることからも、1593の方がより少ない資金でもトレードをしやすいともいえます。

これら3本の銘柄のスイングトレードの期間は1週間から1ヶ月が目安で、もし仮にスイングトレードに失敗した、あるいは上手く売り抜けることが出来ず、「なんて日だ!!」とばかりに株の塩漬けとなってもあまり悲観的になる必要もないかと思います。




「ピンチはチャンス」ではありませんが、発想を変えると気持ちも楽になるどころか、実は儲けのチャンスだったりもします。
そもそも投資は家賃や食費、通院やデート費用(誰も指摘ししませんが、ここ大事)など当座の生活に必要な生活防衛資金を差し引いた余裕資金で行うというのが大前提なので、逆にこれさえきちんと守れていれば、塩漬けになってもそれほど早急に生活に影響が出るという事も無い訳です。

そして発想を変え、スイングトレードから積立へと切り替え、長期積立投資により毎月の積立の他、分配金(配当金)を再投資し複利運用をしていくと、理屈の上では意外な結果となりました。(特に関連記事の後編のシミュレーション結果に注目です)

→関連記事:前編:意外と侮れない?日経225ETF等を長期積立投資で複利運用するとどうなる?

銘柄をきちんと選び、スイングトレードで比較的小さい利益を積み重ねていき、投資可能資金を大きく増やしていくのも手ですし、もし塩漬けとなった場合は長期積立投資へと気持ちも切り替えることにより、理屈の上では結果は出ると考えられるので、これを機に手数料を節約できるカブドットコム証券の「フリーETF」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。