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2017-06-29

【ユーロ】円安による為替の差額をどうやって埋めるのか、お得に海外旅行をする方法を投資の視点から考えてみました【ドル】

こんにちは、ストーンヘッド鈴木です。

今朝起きてみたらちょっとビックリしました。
それはユーロ/円が大幅に円安ユーロ高となっていたからです。




実はストーンへッドも海外旅行を検討しているのですが、円安がジワジワと進んでくると、ホテルや現地の交通費、飲食代などなど割高になってくるのが気になるところです。

そこで、今日はこのような海外旅行の際に円安による為替の差額をどうやって埋めるのか、お得に海外旅行をする方法を投資と節約の視点から考えてみます。




なお、これから取り上げる方法は為替の差額以外にも投資する金額によっては利益を海外旅行の費用の全額やその一部にまわすなどする事も出来ます。

※投資の世界なので方法としては理屈や理論の上では成り立っても、実際には必ずしもその通りとはならない事もあるので要注意です。




図1
引用:ヤフーファイナンス

図1はユーロ/円のチャートです。
日本時間の2017年6月27日の夕方、つまりロンドンタイムから一気に円安ユーロ高が進みました。

これが一時的な上昇か、はたまた中長期の円安ユーロ高のトレンド(流れ)なのか気になるところです。

参考に過去を振り返ると、ユーロ/円はリーマンショック前に1ユーロ167円という円安だったからです。




図2
引用:ヤフーファイナンス


さすがにアメリカのサブプライムローンからリーマンショック前までの1ユーロ160円台は行き過ぎや、稀かもしれませんが、直近では2015年1月に145円まで円安が進みました。

ここで今日の本題に入りますが、このように円安が進んで来ると、これからの夏休みやお盆休みなどで海外旅行を楽しみにしていた方達はあまり気分が良い物ではないと思います。

ストーンヘッド自身も円安になった為替の差額は「追加料金」として払うよりも、オネエさんとのお食事なりコーヒー代なりに気持ちよく使いたいと思っています。

このように記事を書いていくと、人によっては円安による旅行コスト増を不安に思うかもしれませんが、一般的には1週間から10日程度の滞在ならば余程の円安にならない限りは差額はそうそれ程大きな物ではないといわれていますし、ストーンヘッドも同意見です。



関連記事:ベルリンに1ヵ月滞在とベトナムに15日滞在にかかる費用を見積もってみた
http://stoneheadsuzuki.blogspot.jp/2017/06/115.html



円安を気にしたところでどうにもなりません。念力で円安を止める事なんて出来ませんし、一生のうちの7-10日程度ならば気にするよりも思いっきり楽しんだ方が精神衛生上もスッキリして良いです。




ただ、ストーンヘッドのようにベルリンで1ヶ月くらい外こもりや海外沈没をしたい、ワーキングホリデー(ワーホリ)で滞在したいという方はやはり日数が多くなるほど差額はジワジワとジャブのように効いてくるのも事実です。

そこで今日はどのような対策が出来るのか、まずは投資の視点から考えてみます。

まず、旅行前あるいは旅行中に円安が進むことによって困る点は以下のとおりです。

・航空券や燃油サーチャージ値上がりする(ドル建てやユーロ建て等外貨建ての場合)
・ホテルなど宿泊や飲食など現地通貨建ての費用

このような物事に円安の為替の影響がジワジワと出てきます。

投資では節約とは違い、投資したお金によって資産を増やし、その儲けた(増えた)金額を円安によって割高になってしまった海外旅行の費用の足しにするという考えです。
(円安によるマイナス分を投資のプラス分によって相殺するという事です。)

これは投資する金額や手法によっては旅費の足しどころか、ホテル代や航空券代、あるいは旅費全てに回すことも方法としては可能です。

では具体的には以下のような方法があります。


<FX>
これはFX(外国為替証拠金取引)においてボラティリティ(値動きの激しい通貨)の見込め、かつスプレッド(実質の売買手数料)の低い(狭い)通貨、例えば豪ドル/円などにスキャルピングやデイトレなどの短期で投資(この場合投機とも受け取れますが、、、)し、変動幅の中で利益を見込むというものです。



図3
引用:ヤフーファイナンス


図3は豪ドル/円の2017年6月28日の5分足のチャートです。
15時台から21時台の中では概ね85円から85円44銭の間の値動きです。

またチャートでは85円50銭あたりで支持線(サポートライン)そして85円20銭あたりで抵抗線(レジスタンスライン)のようにも見えます。

これはあくまで5分足で見た場合の話ではありますが、例としてこのようなボラティリティーの中で利食い(利益を確定)していくというものです。

FXはレバレッジという「てこ」を使う事が出来、手元の資金の最大25倍まで売買が出来、資金効率が高いです。

このあたりはハイレバ(ハイパーレバレッジ)で売買をする人もいれば、レバレッジをあまりかけない人、ポジションの通貨単位も1000通貨の人もいれば最低1万通貨単位の人もいたり人それぞれです。

なお、SBI FXトレードでは1,000通貨単位ではなく、1通貨単位からの売買が出来ます。

特にレバレッジを高くして売買する方はロスカットに注意ですが、もっと具体的に言及していくとこれだけで記事が増えてしまい、タイトルとズレて来るのでここでは都合上、省略をしてちょっと触れるのみとし、あくまで海外旅行時の円安による為替の差額という本題を主にします。



<株式投資ー高配当銘柄>
これは関連記事で取り上げているような高配当(高分配)な銘柄に投資をし、インカムゲイン(配当金)を見込むというものです。

この場合はメリットとしては配当金(ETFの場合は分配金)により航空券やホテル代、あるいは海外旅行の費用全額を賄う事も理屈の上では可能です。
仮に5%の配当利回り(分配利回り)の場合は便宜上税金を省いて単純に20年で初期投資金のもとが取れることとなります。

この場合は配当金を再投資せず、旅費にあてがった場合ですが、配当金を再投資し、複利の法則で複利運用をした場合で
7%の利回りとすると10年でだいたい初期投資金額の2倍となります。

昔、金利が高かった頃に銀行なりに貯金をすれば10年で大体お金が2倍になるといわれたのは、まさにこの複利の法則です。2017年現在のマイナス金利時代では想像も出来ませんが、こういう時代もあったのもこれまた事実という訳です。




ストーンヘッドの知る限り、投資ではなく、貯金では今ではカンボジアやベトナムの銀行にでも預けないと銀行など金融機関でこのような金利は難しいです。(株や債権は別ですが)
なお、カンボジアでは米ドル建てでの貯金も出来るようなので、ちょっと魅力的ではあります。

新興国の通貨に関しては関連記事にて取り上げています。


関連記事:【1557SP500ETF】理想と現実のなかでセンスの無い自分なりに最善の投資方法を考えてみた【1546ダウETF】
http://stoneheadsuzuki.blogspot.jp/2017/05/blog-post_22.html




<株式投資ーボックス相場>
これは株式投資でボックス相場という大体決まった値幅で上下に株価が推移している銘柄に投資をして上がってきたところで売り抜けるという手法です。

理屈の上ではそうなのですが、実際にはこれからチャートや株価がどうなるかなんてわかる人がいたらそれこそ大金持ちになれる訳で、実際はなかなか先は読みにくいというのが世の大半です。

ですので、あまり深読みしたり、欲をかいたりして結局儲けそこなったり、損をするよりも頭と尻尾はくれてやれの精神の方が結果的に儲ける事が出来るといるのではないかと思います。

では具体的にはどのような銘柄かといいますと、一例として以下のような銘柄です。



図4
引用:ヤフーファイナンス

図4は東証に上場している株式銘柄で証券コード1563 マザーズ・コア上場投信 ETFです。
この銘柄は日本の新興市場であるマザーズのコアで形成されたETFです。

参考:シンプレクス
https://www.simplexasset.com/etf/etf1563.html


チャートを見る限り、2017年5月下旬から同年6月下旬までは概ね4,200円から4,500円あたりの値動きとなっています。この値動きの中で利益を見込んでいきます。

この銘柄はある程度板が厚く、出来高もあり、このETFの構成は2121 ミクシィが約53%、4565 そーせいが約17%の割合となっており、ミクシィやそーせいの値動きによる影響が大きいともいえます。





図5
引用:ヤフーファイナンス


もうひとつ参考としてボックス相場での値動きのある銘柄をとりあげると、1385 UBS ユーロ圏大型株 ETFです。
これはユーロというEUの共通通貨圏における大型株インデックスへの連動を対象としたETFです。

こちらのETFも先ほどの1563 マザーズ・コアETFと同様に売買単位が1口(株でいう1株)なので1385 UBS ユーロ圏大型株 ETFは4,500円ほどで売買が出来ます。

また松井証券では1日の売買の合計が10万円までは売買手数料が無料です。

1385は2017年5月下旬から6月下旬までは概ね4,400円から4,500円くらいの間で推移しています。

先ほどの1563 マザーズコア ETFに比べ、こちらは先物もあるので比較的株価の推移を読みやすいのですが、まだまだ出来高が低い(少ない)というのが非常に残念なところです。

分配金利回り(株でいう配当金利回り)は3%近くあり、ルクセンブルグ籍なので現地での分配金に対する課税は無く、日本国内での課税の20.315%となり、2重課税ではありません。

また、東証に上場しているので1557 SPDR S&P500ETFと同様に日本円のまま円建てで売買が出来、手間いらずです。

このようなメリットもあるのでこれを機に少しでも多くの方に興味を持っていただけたらと思います。

なお、寄り付き価格の予想は先物の株価を100で割り、それに当日朝9時近くのユーロ/円を掛ければ、おおよそではあるものの、株価の予想が出来ます。

参考:Investing.com 欧州株式50 先物の株価
https://jp.investing.com/indices/eu-stocks-50-futures




<株式投資ー成長株>
これは成長性の見込める株へ投資をする事により値上がり益(キャピタルゲイン/譲渡益)で見込むという方法です。

実は先ほどの1563 マザーズ・コアETFも新興市場における成長株のひとつです。



図6
引用:ヤフーファイナンス

1年スパンのチャートで1563を見て見ると図6のようになります。






図7
引用:ヤフーファイナンス


同様のスパンで図7のミクシィのチャートを見るとマザーズコアETFとミクシィの相関性が高いことにも気づくかと思います。(このETFの約53%がミクシィで構成されています)

なお、図6のマザーズコアでは2016年9月の株価の3,000円から2017年6月の株価の4,500円で株価はおよそ1.5倍となっています。

いっぽう同時期に図7のミクシィでは3,500円を底値に天井は7,000円をつけているのでタラレバですが、ここで売り抜けていれば結果的には、およそ2倍になっています。

仮に1.5倍でもこれを何回か繰り返すことが出来れば、理屈の上ではお金はどんどん増えていく事になります。

ミクシィは売買単位が100株なので売買には現状では63万円ほど必要になります。

しかし1563のマザーズコアならば売買単位が1口なので4,000円ちょっとで売買が出来るので敷居はそうそれほど高くなく、株式投資=お金持ちのみの世界という訳ではない事がお分かりいただけるかと思います。


もうひとつの例は1546 (NEXT FUNDS)ダウ・ジョーンズ工業株30種 ETFです。





図8
引用:ヤフーファイナンス


これはダウ工業平均株価への連動を対象としたETFで、NYダウの円建てです。





図9
引用:ヤフーファイナンス

図8を見ても、本家である図9(ドル建て)を見ても惚れ惚れしてしまうきれいな右肩上がりのチャートでダウは強いアメリカ経済の象徴といっても過言ではありません。

1557 SPDR S&P500と同様に東証に上場しているので日本円のまま売買が出来、為替の税金の計算なども楽です。

また売買単位も1口なので現状では23,740円ほどで売買が出来ます。

1557のS&P500とNYダウは相関性も高く、どちらもチャート的にはほぼ同じといえますが、1546 NYダウのメリットとして1口あたりの株価が1557 S&P500の27,000円ほどよりも4,000円ほど低いです。

よって同じ予算ならば差額は買い増し資金などに回す事も出来る点です。

なお、1546 NYダウ ETFの寄り付き価格は前日のNYダウの終わり値÷100に当日朝9時あたりの米ドル/円のレートを掛けた金額が大体の株価の目安となります。

参考までに1日10万円までの売買ならば松井証券で無料ですし、1557 SPDR S&P500 ETFはカブドットコム(カブコム)証券の「フリーETF」なので売買手数料は無料です。



<まとめ>
今回は投資の観点から海外旅行時の円安による為替の実質割り増し分を補ったり、あるいは旅費にしてしまう方法を考えてみました。

同じ投資対象でも、いくらの金額をどれくらいの期間で投資するのかにもよってリスクも変わってきたりもします。

リスクの受け入れの許容範囲も投資家によって様々ですので、細かいところでは個人で自分なりの検討と工夫をしていただくとして、今回とりあげた手法が海外旅行へつながるようなヒントになればと思います。

なお、FXや株式投資はスマホからも売買が出来ますが、海外からの場合は住民票が日本にある場合でも「非移住者」の扱いが証券会社によって見解が違う場合もあります。


関連記事:【意外な】長期海外旅行に行く場合は住民票を抜いていなくても出発前に証券会社ごと取引ルールに注意すべき【盲点】
http://stoneheadsuzuki.blogspot.jp/2017/05/blog-post_30.html




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